
第3回
MIYOSHIDA
Queens Cup
石坂ゴルフ倶楽部
瀬賀 百花
(9/01)MIYOSHIチーム vs YOSHIDAチーム・スクランブル対抗戦
Information
第3回を迎えるMIYOSHIDA CUP。「ただ応援するだけではない。勝負の厳しさも教え込む。全て勝ち取ることに意味がある!」
昨年よりも、さらに充実する本大会の主催者の言葉だ。
8/31のトーナメントだけではなく、翌日のスクランブルチーム対抗戦にも、勝者チームの選手と負者チームと賞金に差をつけて用意される!
選手たちよ!出場にも、チーム戦にも、勝負を賭けよ!
Highlight
ジャパンサーキットフォールシリーズの幕開けとして風物詩となりつつあるMIYOSHIDA Queens CUP。
今年の会場も例年どおり埼玉県は石坂ゴルフ倶楽部。
ジャパンサーキット最高額に並ぶ賞金総額300万円で、優勝賞金は100万円に設定。さらに翌日開催されるSupporter's Competitionも、賞金が掛る。

今年は、試合の翌日に行われ、タイトルも、「MIYOSHIチーム vs YOSHIDAチーム・スクランブル対抗戦」となった。
この大会は、(株)MIYOSHI様と(株)ヨシダパッケージ様の2社協賛であり、その2社を合わせた造語が大会名となっているが、その2社にいよるチーム戦が最大の特徴かもしれない。そこでの勝者チームと敗者チームでは、賞金も変わるなど、すべてにおいて前回をパワーアップした大会に、出場選手たちの目の色が違うのは気のせいだろうか。

第1回、第2回とも雨に見舞われたこの大会、今年は雨予報とは無縁ではあったが今夏の異常ともいえる猛暑が選手たちのプレーにどう影響するのか。
不安は的中し、連日の猛暑と雨不足によりグリーンの芝が傷んでしまい、いくつかのホールで遮光シートを設置している状況。
グリーン上では遮光シートを避けての処置が必要となるので、その旨を競技委員より説明したうえでのスタートとなった。今大会直前に日本女子オープンの最終予選会(2Aブロック)が行われたことから、コースにも協力いただき、アウト1番ホールを除き距離セッティングを最終予選会と同様に設定。
9時10分、晴れ渡ったコースへ56名の選手がスタートしていく。

アウト1番は狭く見えながらも、ティショットのターゲットがとりやすいパー5、対してイン10番は広く見えるものの、距離もあり右は隣コース、左はOBとなるパー4。
バーディースタートとなったのは、アウトスタートからは1組目の金城、3組目吉桑、5組目二口、7組目西山、そして、インスタートからは3組目髙橋のみと、コース難易度の高さを示す結果となる。まず飛び出したのはアウト1番、2番を連続バーディーとした吉桑、その後4番でもバーディーを奪い-3として全体を引っ張ると、金城が6番で二つ目のバーディーをとり-2。
さらにアウト2組目の瀬賀が2番をバーディーの後、5番から7番で3連続を奪い前半を-4で折り返した。

インスタート組からは、3組目髙橋のみがバーディースタートとなったが、途中までパーを並べた奥村が14、15、18番をバーディーとして-3、前半を瀬賀に続く形で折り返す。
後半に入ると日差しも強くなり、気温もぐんぐん上がる。
それに合わせるようにスコアも停滞しはじめ、派手にバーディーを奪う選手が現れない中前半を二番手に付けていた奥村はボギーが先行し優勝争いから一歩後退。
同じように-2で後半に入った金城も一打後退しホールアウトした。

結局、我慢比べとなった後半をスコアカードどおりのパープレイにまとめた瀬賀が-4でホールアウトしクラブハウスリーダーとして後続を待ったが、瀬賀を上回る選手は現れず、2020年第3戦以来3年ぶりの、うれしい2勝目となった。
瀬賀は、後半、全くスコア伸ばせなかったので、競技終了まで、確信がなかった。
逃げきれて、素直にうれしい。
そう優勝インタビューで語った。
2位には大きく崩れることなく3バーディー1ボギー70でまとめた植竹、前半の貯金をなんとか守り切って71でホールアウトした奥村がカウントバックの末3位に入賞した。
参戦選手に送られた藤田寛之プロからの言葉
メインSupporterである株式会社MIYOSHIの佐藤社長は、藤田寛之プロと親交が深い。その藤田プロから、参戦選手に向けたビデオメッセージがある。
「感謝」と言う言葉が何度も出てきた。
選手は、応援してくださるSupporterがいて、初めて試合が開催できることを、肝に銘じて、進んでほしい。


