
第3回 渋谷ハチ公 Cup
ロイヤルスターゴルフクラブ
平井 亜実
Highlight
今回で第3回目を迎えた渋谷ハチ公カップ。 今年もJCLOの開幕戦としての開催となった。
昨年の12月から中国武漢で発生したとされる 新型コロナウィルスが、世界中に蔓延し、 様々なイベントが中止となる中、 JCLOは、毎回行っている表彰式は中止とし、 ミニツアーのみを開催する形とした。
今年は、異常なほどの暖冬で、既に桜もほぼ満開状態。 そんな千葉県は房総の地、ロイヤルスターゴルフクラブが舞台。 気温も3月下旬としては、ほぼ平均的だったが、 強風が選手たちに襲い掛かった。
ロイヤルスターで2勝している幡野夏生が今年も参戦。 昨年優勝の河村来未は、残念ながら欠場となったが、 その河村にプレーオフでバーディーを取りながら 敗れた平井亜実が参戦。 そして、JCLOツアーでの優勝経験を持つ、莇、播磨、亘、濱野、田村も参戦 33名の選手が、INとNEWコースから同時にスタート。
27ホールでIN、OUT、NEWのロイヤルスターはなだらかな丘陵地に広がり INとNEWコースがコース全体の外周を巡る配置となっている。 そのため、どのホールも風の影響をしっかり受けるため、 今日のような強風では、いかに風を征するか?が優勝のキーになることは間違いない。
前半、INコースからスタートした柏原瑞季、幡野夏生、平井亜実が36の±0でターン。 続いてNEWコースからスタートした堀内明莉が37の+1、 INスタートの松岡華と今綾奈、NEWスタートの志村優花と橋添香が38の+2で続く。
INコースの方が、若干スコアをまとめやすい感があり、 トップは、このスコアを維持できるか? 堀内、志村、橋添がどこまで詰められるか? 風は弱まることもなく、後半へと続いた。
後半、安定していたのは、トップを走る平井だった。 スコアは、NEWコースを37の+1でホールアウトし、73のトータル+1。
優勝経験のある田村良海も後半は37の+1でホールアウトしたが、 前半の39が響いて、トータル76。
リカパーク、松崎 、志村も後半は38と検討はしたが、追い上げ及ばずと言ったところか・・・・
結果、優勝は、昨年プレーオフで敗れ、悔しい思いをした 平井亜実が1年越しの見事なリベンジで、初優勝を果たし、 初戦ではあるが、年間ランキングポイントもトップに立った。
新たなロイヤルスタークィーン誕生となるか? それはまだ、誰にも、渋谷のハチ公銅像にも分らない・・・・・
今年も、メインサポーターの星野浩一氏から、開催直前まで滞在していたハワイでのお土産やハチ公オリジナルグッズが選手たちにプレゼントされた。表彰式がなく、寂しい閉幕だったが、喜ぶ選手たちの笑顔が、そんな寂しさを吹っ飛ばしてくれたことは、言うまでもない。